みっちゃん(ADHD)公開日記帳

ADHD社会人。日々悩んだり、迷ったり。紆余曲折しながら、発達障害と共に、仕事も私生活もより良く生きたい。

「すみません星人を脱出せよ!」

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私はふっと気を抜くと

事あるごとに「すみません」が口から出る。

いつもやらかして、周りに迷惑かけて

またやってしまったごめんなさいすみません…

もはや立派な 【すみません星人👾】。

 

すみませんには三つの意味合いがある。f:id:pino_27s:20191217192306j:image

たしかに

「こんなことしてしまって、気が済みません」

って【私】を主語に発している事が

大半な気がする。

 

「ごめんなさい【私を】叱らないで」

「すみません【私を】嫌いにならないで」

 

物腰柔らかで、低姿勢なように見えて

実は自分のことしか頭になくてとりあえず

その場を取り繕うために条件反射の如く

涌き出てくるワードだったりする。

(一体どんな人生送ってきたんだろうね)

 

 

 

すみません星人がどん底を見た

そんな、

すみません星人として生きてきた私だけど

大人になって、とある大失敗大挫折を経て

すみません連呼じゃビクともしない程の

どん底に突き落とされた事がある。

 

すみませんすみません、謝っても謝っても

周りには距離を置かれ

「もう謝らなくて良いから」

「どうすべきかを考えなさい」

と叱責された。

 

「すみません」じゃ駄目みたいだ、

謝るんじゃなくて根本的解決策を見つけないと。

それは分かってる、けど解決策が分からない、

もがいてももがいても突破口が見つからない。

 

口から出てくるのはいつだって「すみません」

意思に反して目から出るのは涙ばかりで

そうじゃないそれじゃない物ばかりしか

自分からは出てこない。空っぽだ。何もない。

海底から海面を見上げるような気分だった。


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行き着いた先

一人で、孤独で、藁をも掴む思いで

たどり着いたのがメンタルクリニック

与えられたカードが「診断」だった。

 

そこからの過程や詳細は省略するけど、

失敗して「(気が)すみません」だけじゃなくて

少しずつ、少しずつだけど

対処を考えることができるようになった。

 

なぜか?

 

きっと良い意味であきらめが付いたから。

「諦める」の語源が大好きなんだけど、

「明らかに」「認める」→諦める

ってことらしくて、言葉の通り

自分のありのままが「明らかになって・認める」

事が出来るようになったから、

「気が済む」ようになったんだろうね。

 

今まで「済まない~」で通りすぎてた

ありとあらゆる不全感の実態が

少しずつだけど明らかになっていく。

 

少し軽くなって海底から

ふわふわ浮けるようになってきたら

ちょっと別の景色が見えてきた。

 

 

あらゆる事の有り難さ

一度でもどん底を味わうと

それまで何でもなかった日常の一つ一つが

いかに尊くて素晴らしいものかが

涙が出るくらい分かるようになる。

 

  • やりたい事があること
  • 普通に考えられること
  • 食べられること眠れること
  • 話を聞いてくれる誰かがいること
  • 話たくなるあなたがいること
  • 日常の些細な幸せを感じられること
  • 笑えること泣けること怒れること

 

自分のことが「明らかに」なってきたお陰で

少し客観的に自分を見られるようになった。

上記の色々は当たり前なんかじゃない。

 

自分の事しか考えず、

私を中心にしか物事を捉えてなかった時代は

思いも寄らなかったけどそれらが成り立つのは

不完全な自分を許容したり支えたりしてくれた

人や環境があったからだ。

 

すみません星人の私一人では

これらをすんなり成り立たせるスペックは無い。

 

全部、全部、本当は「有り難い」事で

あらゆる要素が揃ったからこそ与えられていた。

「すみません」とかお前の気持ちを語って

自己防衛&自己弁護してる場合じゃないぞ。

 

わたしの日常は「有り難い」

あらゆる要素であふれている。

「有り難い」と書いて、ありがとう。

 

謝ってる暇があったら、

具体策を考えるか、感謝しろ!!!

そんな風に思えるようになった。少しだけ。

 

根っからのすみません星人は

なかなか一日二日では治らないけれど、

今まで頑張ってきたすみません星人も労いつつ

 

いつか「ありがとう星人」に

進化させてあげられたらいいね。

 

明日も「有り難い」日常を噛み締めながら、

いつかありがとうの達人になれる日を

夢見て生きていく👾

 

今日も変わらない日常に、ありがとう。


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