みっちゃん(ADHD)公開日記帳

ADHD社会人。日々悩んだり、迷ったり。紆余曲折しながら、発達障害と共に、仕事も私生活もより良く生きたい。

「卒業おめでとう」

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ブログ久々すぎな件。前回記事、入院バッグ云々やぞ、まじか…

生まれて落ちついたら、と思っていたらあら不思議。もうじき産後10ヶ月が経とうとしていて、明日は息子の入園式。タイムリープでもしたんか??

今息子は爆睡中で、おそらくあと1時間ほど寝るんだけど、荷物軽量化のため愛読書を携帯しておらず、手持ち無沙汰で次の予定まで時間があるのでブログ書いてみる。

気の赴くまま書くので支離滅裂だったらごめんね

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【家族と向き合った1年】

この1年、妊娠出産はもちろんのこと、一言に集約するなら家族と向き合った1年だった。

家族が増えるにあたり準備をしたり、夫とあれやこれやと考えたり、時に揉めたり、親に頼ったり、義両親とのやり取りが増えたり、新たに家族パーティーに加わった息子という存在に右往左往させられたり、癒されたり。

良くも悪くも、この1年あらゆる関係性がちょっと変化した。一番は夫婦関係。私は長年ツイ廃こじらせており、多数のママアカ様方のお声を目にしては、その辛さしんどさが字ズラでしか捉えられず、今一ピンときていなったけれど

今となってはそのほぼ全てに分かりみをあふれさせながら、イイネを連打する毎日…

世にいう「産後クライシス」というやつは例に漏れず我が家にもやってきた。過去の私は綺麗事止まりレベルで「意志疎通をちゃんとすれば」「サービスに頼れば」「事前に相談しておけば」くらいの認識しかなかったけれど、現実はそう単純なアレばかりではなくて。世のママツイッタラー達が、どうしてそんなにも不機嫌でいるのかが、今は身に染みて分かる。そして今となっては、紛れもなくそのひとり。

だけどふと立ち止まった時、自問自答する。何のために結婚して、何のために私達の子どもを産んで、何のために働くんだっけ。私はどこに向かうはずだったんだっけ。

まだまだ全て上手くやれてはいないけれど、失敗する日も、悔しくて情けなくて泣きながら夜勤する日もあるけれど

私は大好きな夫と、大好きな息子と、穏やかで暖かい家庭を育てていきたくて今ここにいる。何度も立ち止まりながら、迷ったら原点に立ち返る。

夫も、私も、結婚も子育ても初めてで。息子も全てが初めてで。手探りで四苦八苦しながらここまできた。沢山転んだし、ぶつかった。ひどいこと言ったり言われたり、助けたり助けられたりしながらここまできた。

描いていたものと違う時間も多々あれど、描いていたよりずっとずっと鮮やかで暖かい瞬間も沢山あって、夫も息子も私も、とりあえず元気でここまで来た。それで良いじゃんね、まる🙆‍♀️

夫は、息子は、どう思っているかなあ。

全ての時間を家族のためにと全振りできたこの1年間は、私にとっての財産だ。しんどい事も多かったけれど、なかなかに楽しかった。大好きな人と、その人にそっくりな赤子が家にいる日々は、中々に良い。

また仕事はじめたらキャパオーバーしたり、独身時代のようにはいかないあらゆる事に頭を抱えては路頭に迷うだろうけど、その時はまた原点に戻ってきたいなと思う。

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【第2ステージを目前に】

仕事をがむしゃらにやってきた入社~産休までが社会人第1ステージだとしたら、育休の1年は1.5ステージ、仕事復帰からが第2ステージって感じかなあと思っている。

これからは仕事と家庭と二足のわらじを履くことになる訳で、マルチタスクが苦手な自分に勤まるとは到底思えない(白目)。けど、やるしかない。

全てのことを完璧にはできないから、あらゆることに見切りを付けて、自分も他人も「許す」心意気が鍵になってくる気がする。

二十代中盤からの若手時代(?)、自分の特性と向き合う中で「諦める」マインドの大切さを知った。精神論オンリーの頑張り地獄では誰も救われず、自らのプライド武装が強まるだけだから

できない自分、普通に至れない自分、完璧でない自分の未熟さをまるっと「明らかにして」「認める」こと。できませんと言えてその上でその自分を受け入れること。今まで以上にこのマインドが肝になってくるんだろうな。

自分が一番苦手な分野だけれども、きっと一生この「できない自分と向き合う葛藤」は続く訳で。苦手だからこそ、そこに向かって試行錯誤する背中を息子に見せたい。

完璧でなくとも、一番でなくても、ちょっと変わっていても、ずるくても、弱くても、それはそれでそのままで良いし出来ないことは出来ないで良い。

でもそれを隠したり誤魔化したりせず、ちゃんと周りに伝えて誠意を持って人と関わろうとしていけば、何とかなるからそれで良いよって、世界はそういうところだよって思って生きていけるように。

全て上手いことやれる大人でも妻でも母でもないけれど。色んな人に助けてもらいながら、みんなで仕事も育児もやっていきたい。

だからまずは自分が自分を認めること。上手くできない自分を「本当はもっとやれるはず」ではなく、こんなもんだけど何とかやってきた自分に「お疲れさま」と言ってあげること。

私はどこにでもいる平凡な社会人であり、妻であり、母であり、実はトンデモな特性を抱えつつ擬態しながら社会でやっていきたいと思う一当事者であり。誰かに称えられるような事は何一つなし得ていないけれど。皆との比較ではなく、私は過去の私と対話して、自分をジャッジする。

この1年、綺麗にやれたかと言われればその答えはノーなんだけど、それはそれで良しとする。どんなに成績が悪くとも、最低ラインをクリアしていれば卒業はできるから。

最低ライン(卒業要件)は、家族みんなが無事に生きてここまでやってこれたこと。とにかく息子が無事に生まれてくれればと祈るしかなかった1年前の願い、今、全て叶ったよ。影も日向も、全て糧にして生きていきたい。

だから私は、私自身が人生の第1ステージを無事卒業できたこととする。誰にも祝われず、誰にも労われないけれど、私は私に、勝手に卒業証書を渡す。


「1年がんばった私、卒業おめでとう」


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明日は息子の入園式。荷物も準備してないし、書類も半端だけど何とかなるかな~(そういうとこやぞ)

色々思うようには行かないけど、それもまた人生。綺麗な桜でも見て元気出そうね🌸

読んでくれてありがとう。あなたも1年間おつかれさま。そして、卒業おめでとう。


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