ときめく防災リュックの作り方②
さてさて、前記事に続きまして、今回は第二段。
【防災リュックその②(私編)🐈】
私のリュックには衛生用品やら生活用品系が多め。総重量5.0㎏。背負って走れます、ぐらいの重さが良いらしいよ。
夫リュック・私リュック両方にINしてある物は割愛して、私のリュックだけに入れてみた物を解説していきます
↑反射キーホルダーは柄違い。停電してても、どっちのリュックか判別しやすい。
写真撮った後に付け足したのだけど、ホイッスルは、みょーんって伸びるやつ付けて、リュック背負ったまま鳴らしたい状況下でも、吹けるようにしたよ。(↓こんなの)
サコッシュの中身
夫リュックと同様、携帯用のサコッシュの中に、現金(小銭)入りのミニ財布&メモ帳をIN。
私のサコッシュにだけ、
を追加。ウェットティッシュや絆創膏は、別にも用意しているけど、サッと取り出せる用として、こちらにも。
↑無印良品の絆創膏、ぴったりサイズのジップロック的なのに調度良い量入っていて、鞄の中でくしゃくしゃになってしまわないのが、大変良い感じ。手にとるだけでときめく。
紙コップ
紙コップ、一般的なのよりやや小さめで、柄が付いてて可愛いやつ。プラスチックの折り畳みコップもそれぞれ入れているから、紙コップに関しては個数重視。
でも使い捨て容器系は、本当に場所を取るしかさばるのが悩みどころ…。
そこそこ量もあるけど、コンパクト。(そして柄付きだから取り違え防止にも!)という事でこちらをチョイスしました。可愛い。
くつした
地震で床がえらいことになってしまったとか、大雨の中避難所まで来たら足元がずぶ濡れ!みたいな時に。
夫と同様、無印のEVAケースにIN。こうしておくと、何となくサッと取り出せそうで良き。靴下取り出す動作に、スマートさを求める必要性ある?(ないね)
お薬セット
ダイソーで見つけたお薬ケース。なんかもう見た目が可愛い。ハードケースだから中身くしゃくしゃしないし。もはやコレを使いたいが為に薬をかき集めた疑惑。笑
↓中身はこちら。
見た目の割りに、意外と入る。
- ユンケルローヤル錠剤
- ウナコーワクール(虫刺され用の塗り薬)
- トローチ
- ノーシンピュア(頭痛薬)
ユンケルはいわゆる栄養ドリンク代わりと言うか、まあ気休めとしての所持だけど。被災時って気を張る時間が長くて、ふとした時にどっと疲れ出そうだからね~。
↑ウナコーワは虫刺され用。こんなに小さいのもあるんよ~。他にも、かゆみやら皮膚炎やら汗疹やら、実は色々使える。
トローチは喉痛用ね。こちらもお守り的な。
↑ノーシンピュア。いわゆるイブプロフェン系の頭痛薬。頭痛薬常習携帯人間なので、防災バックにも必ず備えたいところ。
ケースが可愛いくて、めちゃめちゃときめく。残量も見やすいし、使用期限もケースに記載されているからもう完璧。被災して、どこかのタイミングで頭痛に見舞われても「テッテレー!」ってこれを出したいわ。
救急セット🚑
↑見よ、このコンパクトさ…!
セリア(100均)で買ったケース?ポーチ?が何か良い感じで。最初はハードケースに詰めてみたんだけど、どうにもかさばるから、こちらに移し替え。
中身はこんな感じ。意外と入るでしょ。
取り急ぎの消毒用に。通常サイズより一回りコンパクトで可愛い。
ケアリーブ
絆創膏と言えばコレが好き。防水のと迷ったけど、完全防水だと指が白くふやけたり逆に菌を閉じ込めてしまったりで…
お風呂に入ったりが出来ないかもな被災生活想定するなら、ある程度通気性があるやつが良いかなあと(あと単純に好み!)
柄が可愛いバンドエイドも用意して、お困りのお子さまを見かけたらサッと差し上げたりするのが長年の夢。
↑DAISOで見つけたケース。絆創膏がくちゃくちゃにならなくて良き。刺が刺さった時なんかに使える、ピンセットもこちらへ。
ガーゼ・ワセリン・くっつく包帯
まあ大抵のプチ怪我はマキロン&絆創膏で行けるとして、少し広範囲の怪我の場合はガーゼを…となるわけだけど、傷にマキロンかけて、じかでガーゼで覆ったりなんかしたらどうなるか知ってるかい。
くっつきまっせ。
剥がす時、半端に乾きかけの傷口にぐちゃって…(ヒィィ…(ノД`)ノ!!!)
マキロンだけじゃなく、予めガーゼにもワセリンを塗り塗りしておいて、患部にくっつかないように対策をお忘れなく!
↑ベビーワセリン、リップ用だけど中身はただの白色ワセリンだし、コンパクトだし、勿論リップとしても使えるのでオススメ。
↑ガーゼの固定に関しても、お風呂やらが難しい状況見越すと、なるべく肌にテープ系は避けたいところ。ぐるぐるやるだけで留まる包帯、もし粘着が甘ければ絆創膏もあるから何とかなるだろう~。
無理矢理ぺったんこにしてジップロックIN。笑
水のいらないシャンプー
東日本大震災時、ライフラインが全滅してわが家族がしんどかったこと第一位「お風呂に入れない」。やっぱりこれに尽きるらしい。
気休め程度かもだけど、髪だけでもさっぱりしておきたいよね。類以商品色々あるけど、ネットをさらっと見た感じコレが一番口コミが良さげだった!
使い捨て紙皿・ラップ・ティッシュ
水が出ないとなると、いかに捨てられる物で代用できるかの戦いになるので、使い捨て食器は必須。(と言うか、洗うのが面倒な時用に、平常時から我が家では出番多め)
皿の上にラップ敷いたりすれば洗わずに済むし、身体の保温とか、傷の一時保護とか、ぐるぐるして紐代わりにするとか、ラップは色々使えそう。
一番右の筒みたいなやつは、ダイソーでゲットしたティッシュ。筒状だからリュックに入れても箱の端がぐしゃってならないのがときめきポイント。
個包装の割り箸・個包装おしぼり
どちらもダイソー。それぞれ個包装なので衛生的。何となく見た目が可愛いのも良き。無印のEVAケースに詰めてみた。
ゴミ袋・レジャーシート
レジャーシートは、避難所で敷いたり、ひとまず外で待機したい時に使ったり。保温やら雨除けにもなるね~。
ゴミ袋(黄色)は取っ手とマチが付いているもの、黒っぽいやつが自立式のゴミ袋。避難所で、ごみ袋をおもむろに床に置いとくのときめかないなあ…なんて思い買ってみた。いらないかもだけど、使う場面があればときめきそう。
バスタオル・携帯スリッパ・耳栓
ふわふわ系の物はとりあえずEVAケースに詰めれば何となくスリムになる説。圧縮袋に入れるほどしわしわにならないし、中身も見えるから良いよね~。
バスタオルはダイソーのコンパクトバスタオル、携帯スリッパはキャンドウ。夫と柄違いだよー。
そしてそして、無印良品の耳栓。ケース入りでコロンとしてて何とも見た目が可愛い過ぎる。もう手に取って眺めているだけでもおけ。笑
色付きポリ袋
生理用品とか、生ゴミとか、何となく人目に触れさせたくないなあって物を避難所なんかで包むときに、透明だけでなく色付きのゴミ袋があるとベターと聞いて。
キャンドウで見つけたケース入りのやつ。ミッキー柄の、カラビナ付きケース入りで、袋も中に収納されていてコンパクト。
↑ちょいとゴミが溜まりそうな気がしたので、丁度良いサイズのジップロックINしてリュックに。
洗面・衛生用品セット
ダイソーの黒いポーチに一まとめに。チャックで閉まるのでリュック内で散乱しない!
櫛・シュシュ・剃刀
なくても死にはしないけど無いと地味に困る系ね。
コンタクト・生理用品
このカテゴリの中で最重要マストアイテム。まずコンタクトは人の借りる事が出来ないし、
生理用品も中々手に入らずで困るからね~。コロナが流行っただけで売場から消えてしまうんだから、災害時にお店にある訳がない。おりものシートあれば、下着の清潔維持にも役立ちそう。
あ、写真撮れてないけど予備眼鏡も一応リュックにINしてます🕶️
コンパクトタオル
水に濡らすだけで大きめの濡れおしぼりみたいになる!コンパクトで軽くて便利。水も少量で良いから、ペットボトルの水とかでも使える。
歯磨きシート
歯磨きセットも用意はしているものの、水が無かったらどうにもならん。断水対策として歯磨きシートをIN。ウェットティッシュあたりでも代用可能だろうけど「歯を磨くためのシートで綺麗にできた」だけでなんか良きだよね。パッケージがスタイリッシュなのもときめく。
拭くだけ乳液シート
避難しようが家にいようが、メイク落とせないと安眠できないよね~。こればっかりはウェットティッシュ代用では心もとない。メイク落とし機能だけでなく、洗顔やら保湿やら何やらオールインだからメイクしてなくても顔の保湿なんかに使えるし、コレ一つで良いので省スペース。
最低限メイクセット
化粧なんぞ災害時にいらん!と渇を入れられそうだけれども、“ときめく防災グッズ”というテーマなもんでね。
「顔」のコンディション、お気持ちやモチベーションにめちゃめちゃ影響するでしょうよ。(あと災害時でも現場へ出向かなきゃいけない可能性あるんだよねー)
とは言え、化粧ポーチ一式はやはり場所も重さも食うので、こちらの最低限セットを。セブンで売ってたやつ。UV下地(日焼け止め代わりにも)+ファンデ+アイブロウさえあれば、あとはマスクでどうにかなるでしょう~。
携帯用だから、スリムで小さめで良き!
平らな物系は一まとめにセット
夫のリュック編でも紹介済みだけど、アルミシートやらエアーマクラやら携帯トイレやら何やら、平らな物達はEVAケースに入れたりバックインバック(?)に入れたりしてこんな感じでリュックIN。
軍手、マスク、ダイソーのブラトップなんかも同様に。
こんな感じ。綺麗に整理して入れると、意外と入るんだよね~。
開けた時にぐちゃ!って詰まってる感じじゃないので、物も探しやすい。持つだけ持っていても必要な時に探し出せないと意味無いからね。
すぐ取り出せるように、と言えば…
↑リュック脇にこんなサブスペースを。
中身はこちら。
- レインコート
- 携帯防水ケース
- リュックカバー
我が家の場合、二人で避難所に行くとしたらほぼほぼ水害の時、を想定してる。
耐震基準満たしてるし、大人二人だしある程度の地震ならよっぽと運悪く窓ガラスか屋根がバキバキ吹きっさらし状態にならない限り、避難所へは行かないよね。
高齢者や障害者、乳幼児がいる世帯のために避難所を空けておくためにも、元気な大人は家で持ちこたえたいところ。
ただ、徒歩圏内にそこそこの規模の河川があるので、ハザードマップ的に氾濫すると4~5メートル浸水域なんだわ。昨今のニュース見てると、明日は我が身かもしれん感あふれる。
「氾濫前に、リュック背負って他市の避難所まで何とか辿り着く」のが避難時の想定だから、まあ外はどしゃぶりの可能性が高いし、停電してるかもだし。リュックの中に入れたら無駄な時間を食うので、身に付ける系の雨グッズはサブスペースに。
一応防水?系のリュックだけど「染みちゃったらどうしよう…」という精神的負担軽減を目的に、リュックカバーも。
最後に
なんかやたらとボリュームのある記事になってしまったけど、最後まで読んで下さってどうもありがとう。
個人的に、防災グッズってのは
「使うか使わないか、実際に役立つか」云々より
準備することその物に一番意味があると思っている
その理由は「ある程度、備えをしておく事で、平常時でも一定の不安感から解放される効果」が見込めるから。一定の不安感ってのは
- 今、災害が起きたらどうすべきかが漠然としている感
- 備えぬまま災害が起きて、その時になって後悔するのはイヤだなあ、感
この辺りのモヤモヤ。
実際に準備をしてみた上で、その後も何度か近隣震源の地震速報が来たり、豪雨の報道が連日流れたりしているけれど、備えたからこそ以前よりは心穏やかでいられている。
勿論、一個人が少しばかり防災グッズをかき集めたところで、見憎悪の災害から完全にリスクを取り除いて完璧な安全を確保するのはまず不可能だけど。
ただ、災害の急性期?を何とか切り抜けて一命を取り留めた「後」、事前にそこそこの情報収集や準備をしていなかった結果
「あ~あの時あれを知っていれば…」
「事前にあれさえ用意していれば…」
そんな、ちょっとしたモヤモヤ感を抱える可能性は、めちゃめちゃ大きい。
その可能性を何となく察しているから、普段から漠然と不安になるんだと思う。なので、それを少しでも軽減するためにとりあえず備えはしてみたぞという実績を作る(?)のが大事なんじゃないかと言うね。
結局、本当に切迫した災害時、命を守れるか守れないかは「人次第」であって、
- 咄嗟に各自がどんな行動を取り
- その後個人でどうにもならない範囲を、人と人とが協力する事でどうにかして
- さらに広範囲の舵取りを行政や国が行う
これが自助・共助・公助の考え方。まず自助を行うには自分が咄嗟に正しい行動を取るための「判断材料と備え」が必要だし、正しい判断をするために何よりも欠かせないのは心のゆとりだったりする。(台風19号で、人はパニックになる事を、身をもって経験した)
同様に、周りの人を気にかける「共助」まで気が回るのも、ある程度、自助が出来ていて気持ちにも余裕があることが前提条件。
災害時やら被災時にこそ
ときめきが必要だと思うのはそういう理由で。
ときめきを事前に散りばめておくことは、一杯一杯になった自分が、ふと我に返るきっかけを用意しておくことでもある。
あとは、災害時に家庭内で家族と共にいられるとは限らない訳で、仮に自分が職場にいるとか不在時に災害が起きたとしても、夫やら(いつか我が子ができた時は子どもやら)が生き延びてくれる為の手助けになったらなあという思いもある。
そんな思いで準備した防災リュックでした。
一つ一つを「どんな思いで選んだか」をつらつらと記したので、皆様も「私ならどう考えるか」という思いを巡らせながら準備してみて下さいまし。
ときめきに重きを置きながら
準備を進めるのは結構楽しかったので、
大変オススメです!笑
使う機会なく生涯終えられたら一番だけどね。
おしまい!